2010年4月14日水曜日

「シバゴン」登場

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● 「シバゴン」: これは何?


 これ俗称「シバゴン」
 で、何?
 何に見えます。
 通常ならこういう答えが想定されます。
 災害地に送られる緊急の自走式強力発電装置。
 正式名「Spider」




 テレビ番組で一番好きなものはと問われれば、やっぱりこうなる。

 箱根駅伝
 鳥人間コンテスト
 ロボットコンテスト(通称:ロボコン)

 の3つ。
 箱根駅伝についてはすでに書いている。
 鳥人間コンテストについては別のサイトで書いている。
 残された処女題目は「ロボコン」

 そう、これロボットなのです。
 最近のロボットの進化はすさまじい。
 はるか昔にNHKで「高専ロボコン大会」を中継したときは、画面にかじりついてみていた。
 もう20年くらいになるだろうか。
 もちろん、今もやっています。

 調べてみたら「ロボコン公式ホームページ」なるものがありました


ロボコン公式ホームページ
http://www.official-robocon.com/top.html


 Wikipediaを見てみましょう。

アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト
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 アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト (アイデアたいけつ・ぜんこくこうとうせんもんがっこうロボットコンテスト。略して高専ロボコン)とは高等専門学校協会連合会(高専協)、NHK、NHKエンタープライズの主催するロボットコンテスト(ロボコン)のひとつである。

 「1988年」より始まった本大会はかつてNHK主催「アイデア対決・ロボットコンテスト」の「高専部門」であったが、2000年に高等専門学校連合会が主催に加わり、「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト」として独立した。これにより、事実上高専公式の大会となった。
 なお、NHKが主催するロボコン(NHKロボコン)には主にこの「高専ロボコン」と「NHK大学ロボコン(兼ABUロボコン日本代表選考会)」がある。

 多くのロボットコンテストでは小型のロボットが競技を行うのに対し、高専ロボコンでは主に大型の手動ロボットがメインとなってダイナミックに競技を繰り広げる。
 大会はトーナメント形式で行われ、競技は 2チームずつの対戦形式である。
 その大きさや手動操作がメインであることから、参加学生・関係者は「ロボット」ではなく「マシン」と言うことが多い。

 競技内容は年ごとに様々だが、ボールをゴールに入れる、箱を積み上げるなどの作業を行って得点を稼ぐというルールが多い。
 一回の試合時間は3分程度しかないため、迅速かつ精密な作業が要求される。
 競技は対戦形式で行われるため、それぞれのロボットには相手よりも速く、多く、確実に得点を稼ぐことが求められる。
 また、対戦相手に合わせた作戦や操縦者の技量や冷静さ、時には度胸も試される点も特徴的である。
 ただし、試合中にロボットが動かなかったり自動制御装置などが壊れてしまうなどのトラブルが多いため、それまで圧勝してきたチームが大事なところで負けてしまう波乱が起こることも多い。
 そのため、空き時間のロボットのセッティングやメンテナンスも勝敗を左右する。

 2003年には高専ロボコンを題材にした映画「ロボコン」が公開された。

 大会への参加者は高専に在籍する学生と限られるため、出場者の規模はロボット競技の中でも決して多くはない。
 一方で、全国8地区で開催される地区大会と両国国技館で開催される全国大会、後述の20年以上続くNHKでの放送もあり、国内のロボット競技の中でも最大級の運営規模を有する。
 試合の模様はNHKで放送されるため、一般への認知度が高い大会のひとつである。

 長いですので頭の部分だけです。

 さて、その見どころは下記に入ってみてください。 
 20年の歴史が9分ほどのビデオで見られます。
 面白いです。
 おすすめです。

高専ロボコン 20年の歴史  2010年02月16日
http://nikomovie.livedoor.biz/archives/1152527.html



 で、この「シバゴン」は?
 高専ロボコンとはまるで関係ありません。
 動くところを見てみましょう。
 自動で動いています。




 もちろんこれはオペレータの指示によっています。



 そう、これ「芝刈りロボット」なのです。
 ここは南国にてやたらと植物の成長が早い。
 日本からきて驚くことは「芝刈り屋」というのがはやる職業として成り立っていること。
 そのくらいに雑草の生育がいい。
 以前に住んでいたところでは、元警官が芝刈り屋をやっていた。
 ちょっと日本では考えられないこと。
 噂によると、この芝刈り屋の奥さんがすこぶるの美人。
 ある日本人の奥さんの話では「美女と野獣」という。
 警官というのは昼夜が安定していない職業。
 何かがあれば真夜中でも呼び出しがかかる。
 それをこの美人の奥さんがいやがったらしい。
 奥さんに首っ丈の亭主は、警官をきれいすっぱりやめて芝刈り屋に転職。
 芝刈り屋なんてのは体が丈夫なら誰でもできる職業。
 技術技能なんてものはいらない。
 すぐに一人前の芝刈り屋になった。

 ここにそこそこ住んでいるので、いろいろな芝刈り機を見てきた。
 でもである。
 「ロボット」を見たのは今日がはじめてのことである。

 




 以前にSBSでやっているNHKニュースにロボット見本市の話題があった。
 その中の例で掃除ロボットがあった。
 夜、オフィスの床掃除をするロボットである。
 清掃員を募集してもなかなかおらず、そのために人手不足を解消するために開発されたものだという。
 部屋にロボットを放り込んでおくと自動的に床掃除をやってくれるという。
 おそらくは広い部分のみで、事務机の下とかは人がやらねばならないのだろうが、それでもすこぶる有効な機械のようであった。
 芝刈り機はその類のものであろう。







 ロボットはこれからどんどん進歩していくだろう。
 トヨタもホンダも自動車の次はロボットを機軸に据えている。
 近距離用の車が電気自動車に変わると、「TOYOTA」「HONDA」とメーカーに対抗して「PANASONIC」とか「HITACHI」とかいった企業の自動車への参入が考えられる。
 そういうエンブレムをつけた自動車が走る時代がすぐそこに来ている。
 特にモーターで動く電機自動車なら家電白物メーカーにとっての自動車への壁はすこぶる低い。
 とすると、本業メーカーたるトヨタもホンダも次の商品は何にするか、ということになる。
 そして出てくる答えが、「ロボット」になる。








 ちなみに、「シバゴン」は、「芝刈りゴンザ」の略称です。




[◇ 後日]
 朝鮮日報に面白い記事が載っていた。

記事入力 : 2010/04/23 08:44:15
東大が開発した「記者ロボット」が話題に

http://www.chosunonline.com/news/20100423000022
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 「ロボットが記者になる時代」が到来?

 米国のIT(情報技術)専門メディア「ZDNET」が最近報じたところによると、東京大学の研究陣が、基礎的な記者業務ができるロボットを開発したという。
 ZDNETによると、「記者ロボット(A robot journalist)」は取材源に質問し、写真を撮ってオンラインで記事を出稿することもできるという。

 記者ロボットは、自ら取材環境を踏査し、現場で発生している事件を監視する。
 その過程で何が記事として意味があるのかは、ロボットが判断する。
 そして必要があれば、ロボットに積まれたカメラを利用し写真撮影も行う。
 取材記者と写真記者の役割を同時に果たすというわけだ。
 さらに、このロボットは気掛かりなことがあると周囲の人に尋ね、より多くの情報を得るためにインターネット検索も行う、とZDNETは報じた。
 記者ロボットは、ニュースとして価値がある事件が発生すると、単文の記事を作成し、直接インターネット上に出稿することもできる。

 ロボット専門ブログ「Singularity Hub」のアーロン・サエンツ・エディターは、記者ロボットを見た感想を次のように語った。
 「わたしが見たロボットの中で、人から得られる情報を総合できたのは、記者ロボットが初めてだ。極めて基礎的な水準ではあるが、ジャーナリズムに近づいている」。
 サエンツ氏は米マサチューセッツ工科大学(MIT)が開発しアフガニスタンへ探査用として送られたロボットを例に挙げ、人が直接出向くのが危険な取材現場に記者ロボットを投入できる、と語った。

 ZDNETは、「ジャーナリズムの自動化」は信じがたいものの、いつかは記者室がロボットでぎっしりになるもしれないということを意味する、と報じた。
 現在記者が行っている仕事はそのまま維持しつつ、より優れた記事を作るため、カメラ・ネットワーク・センサーなど記者ロボットが持つ技術を取材に活用できるという利点は否定できないというわけだ。






● 花いろいろ