2010年2月24日水曜日

ショートプログラム


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● 朝鮮日報より


 いや、すばらしい。
 キム・ヨナの演技。
 朝鮮日報のから。

朝鮮日報 記事入力 : 2010/02/24 15:03:23
http://www.chosunonline.com/news/20100224000061

 完ぺきと言っていい、非常に質の高い演技だった。
 バンクーバー冬季五輪のフィギュアスケート女子シングルは24日(韓国時間)、パシフィック・コロシアムでショートプログラム(SP)が行われ、キム・ヨナは安定した演技で技術点(TES)44.70点、構成点(PCS)33.80点の計78.50点をマークし、首位に立った。
 キム・ヨナの78.50という得点は、フィギュア女子のSPの世界歴代最高点。
 この日のキム・ヨナは全くのノーミスで、安定した技術と高い芸術性で高得点をマークした。
 バンクーバー五輪の審判団には、キム・ヨナにとって「相性の悪い」審判がいる。
 テクニカル・スペシャリストのロリオル・オーバーウィラー・マリアム氏(スイス)だ。
 世界最高の演技と技術を見せるキム・ヨナに対し、厳しいジャッジを下してきた。
 2008年11月のグランプリ(GP)シリーズ第3戦のSPでは、キム・ヨナはトリプルフリップ-トリプルトーループの連続ジャンプをきれいに決めたが、「ロングエッジ(エッジの使い方の誤り)」の判定で減点。
 また、フリーの演技でもエッジに関して問題ありとの判定を受けた。
 当時、キム・ヨナに減点やアテンションマーク(要注意)を付けた審判が、このマリアム氏だ。
 昨年末のGPファイナルでもダウングレードの判定を下した。
 当時の審判団9人のうち、8人がキム・ヨナのルッツに加点し「完ぺき」と評価したのに対し、マリアム氏だけは違っていた。
  だが、今回の五輪でキム・ヨナは、より優れた演技で完ぺきな滑りを見せた。
 結局キム・ヨナは、実力で審判との対決にも「勝利」。
 SPを完ぺきに決めたキム・ヨナは26日(韓国時間)、金メダルへ向けてフリーの演技に臨む。


 フリーが楽しみです。





● 「newsis」より

 
 キム・ヨナを見て、ここでやめておけばいいのですが、ついつい中央日報をのぞいてしまう。
 「やめられない止まらない、中央日報
 これも結構楽しい。
 完璧におもしろい

 ヒュンダイの「ソナタ」がアメリカで「最高安全車」に選ばれたというもの。
 ソナタはこちらでも走っており、フォード、コモドアの没落とともに上昇気流に乗っているのが現代自動車。
 おそらくは、トヨタの次に多くみうけられる車は「ヒュンダイ」といっても過言ではないほどに、ポピラーな車になっています。
 その「ソナタ」が最高級安全のお墨付きをもらいました。
 数日前の2月19日の記事です。


2010.02.19 16:24:4 ⓒ 中央日報
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=126401&servcode=300&sectcode=320

 新型ソナタの性能が米国で相次いで好評を受けている。
現代(ヒョンデ)自動車(会長・鄭夢九)の新型「ソナタ」が米国高速道路安全保険協会(IIHS)が評価した「最高安全車」に選ばれた。
IIHSは正面・側面・後方・ループ衝突テストですべて最高等級の「優秀」を受けた車のうち、車体姿勢制御装置(VDC)を装着した車を「最高安全車」に選定し発表する。
 昨年は「ソウル」「ジェネシス」も最高安全車に選ばれた。
これに先立ち新型「ソナタ」は、米国最大中古車残存価値評価機関オートモーティブリースガイド(ALG)の「3年後残存価値評価」で同級車種の最上位圏に入った。


 ところで今日の記事。
 「
どうしてこうなるの!


2010.02.24 10:30 ⓒ 中央日報
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=126547&servcode=300&sectcode=320

 米国で販売された2011年型「ソナタ」の一部の車両でドア開閉装置に欠陥が見つかり、販売が中断された。
 24日、米国自動自専門紙オートモーティブニュースなど一部の海外報道によると、現代車米国法人は「VFソナタ」の前方ドア開閉装置に問題を見つけ、該当ディーラーにこれを通知し販売中断を指示したという。
現代車の米アラバマ工場で生産したこのモデルは現在まで約1300万台が売れ、在庫は5000台程度。
 現代車本社の関係者は「自社の検査で問題がある車は修理中と聞いている。具体的な内容は把握中」と説明した。


 最高安全車が「販売中止」。
 どうもわからん!
 さらにわからないのが、
「このモデルは現在まで約1,300万台が売れ、在庫は5,000台程度。」
 という記事。
 2011年型がすでに「1,300万台」売れているという。
 今年はまだ2010年である。
 型式として翌年をつけるのはよくあることで、どうということもないのだが「1,300万台」とは何か?
 ちなみに、トヨタの世界全体で売り上げる年間台数は「750万台」である。
 その2倍近くを、来年の型式を命名した車ですでに売り上げているという。
 わからん!

 wikipediaを見てみた。
 こうある。

 6代目(YF型、2009年-)通称・YFソナタ [編集]

* 2009年9月17日、韓国国内で発表・発売。
 国内市場の反応は凄く、契約件数は発売から半月足らずで月販目標(17,000台)を大きく上回る5万台を突破した。
* 2010年初めには北米、2011年初めには中国でもそれぞれ生産・販売をスタートさせ、2011年からは全世界で年間45万台の販売を目指す。


 おそらくはこの車種の2011年型だと思うが、2011年で全世界で45万台を目指す、とある。
 もし年間45万台売れたとして、1300万台販売するには、
  「29年」
 かかるはずである。
 それをもうすでに売ってしまったという。
 この記事、どうなっている。
 「
いやいや、だから面白い!
 これがまともにワールドワイドで配信されているのだ。
 まったく、たまらない。

 もちろんこれは間違いで、おそらく「1,300台」でしょう。
 しかし、1,300台しか売れていないのに、5,000台のストックがあり、ドアの開閉というごくごく基本的なところに支障があって「販売中止」ということになると、これはちょっと面倒なことになりそうです。
 でも、あわせて6,300台ほどですからなんとかなるでしょう。
 早目にみつかってなによりです。





[◇ 2010-02-25以降 ◇]

 「ソナタ」はリコールされてしまった。
 きっとトヨタの「なんでもリコール作戦」にやられたのだろう。
 ちなみにやはり「1,300万台」ではなく、たったの「1,300台」でした。
 在庫をあわせるとリコール対象は「46,000台」という。


2010.02.25 08:30:41 ⓒ 中央日報
現代車、「YFソナタ」5万台を来月リコール
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=126583&servcode=300&sectcode=320

 現代(ヒョンデ)自動車が24日、国内外で生産された新型「YFソナタ」約5万台を3月中にリコールすると明らかにした。
 現代車は「顧客の安全を最優先とする経営方針に基づき、YFソナタのドア開閉装置の誤作動を安全問題に格上げし、自主的にリコールを実施することにした」と説明した。

 これに先立ち23日(現地時間)、米国自動車専門紙オートモーティブニュースは「アラバマ工場で生産したYFソナタのドアが完全に閉まらないという問題があり、リコールされることになった」と伝えた。
 今回見つかった欠陥は、前方ドアの内側の取っ手(インサイドドアハンドル)を引っ張った際、その上にある開閉装置(ドアロック)が一緒に動いてドアに異常が生じ、閉めようとしても閉まらないというものだ。
 リコール対象車は国内では昨年12月6日以前に生産された約4万6000台。
 米国では今月16日以前に生産された車両のうちすでに販売された約1300台とディーラー店にある約5000台。
 現代車は国土海洋部と米国高速道路交通安全局(NHTSA)に通知し、来月、顧客にリコール案内文を送る予定だ。
 該当顧客は案内文に出ている日程に基づいて現代車サービスセンターを訪問し、修理を受ければよい。

 また現代車米国法人(HMA)は現地ディーラー店にある車について「問題点を解決するまで販売を中止する」と明らかにした。
 ただ今月17日以降に生産された車には問題がなく、販売を続ける方針だ。
 現代車米国法人は先月から米国を主要拠点にして「YFソナタ」を販売している。
 現代車は昨年11月、エンジン回転数1800rpm付近で「YFソナタ」の加速ペダルと車体が振動する 現象について、リコールではなく無償サービスを行っている。
 国内インターネットサイトの各種ソナタ同好会では、ドア開閉装置の異常などについて昨年末から問題点を提起してきたが、その間、現代車は「異常はない」と明らかにしていた。
 一部からは現代車の今回のリコール決定について「トヨタ効果」という分析が出ている。
 トヨタが速やかにリコールを実施せず波紋が広がったため、現代車が急いで鎮火に乗り出したと、米メディアは解釈している。



2010.02.25 10:08:11 ⓒ 中央日報
トヨタ波紋で学習効果を得た現代車…米メディア指摘に直ちに「リコール」
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=126590&servcode=300
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=126591&servcode=300

 現代(ヒョンデ)自動車の今回の新型「YFソナタ」のリコールは、遅い対応で手の施しようもなく波紋が広がったトヨタの前轍を踏まないという意志が込められている。
 今回問題になったドア開閉装置の欠陥は昨年末から消費者が問題を提起してきたものだ。
 現代車はその間、特別な措置を取らなかったが、トヨタ波紋が広がった後、‘迅速対応’へと旋回した。

 現代車の関係者は「昨年12月6日まで生産した約4万6000台が問題の車両」とし「その後に生産された車は改善された開閉装置を付け、問題を解決している」と説明した。
 したがって「YFソナタを契約し、現在納車を待っている顧客は全く問題がない」と付け加えた。
 この関係者は「納車が遅れる可能性もない」と強調した。

 現代車は従来の「NFソナタ」とは違い、「YFソナタ」の内部にインサイドドアハンドルを新しく取り付けた。
 室内でスイッチでドアを開閉できるようにしたのだ。
問題はドア開閉装置(ドアロック)の誤作動。
 ドアをロック状態にしても、内部の電子装置から起こる‘干渉現象’でロックされないことがあるという。
 この場合、運転手がドアをロックした思い込んで走行し、急カーブを曲がった場合、ドアが開く可能性もある。
 安全と関係がない技術的な問題なら無償サービスで解決することもできるが、走行中にドアが開く可能性があるなら、これは国内外の関連法規上リコール対象となる。
 現代車の関係者は「通常ドアがきちんと閉まっていなければ運転席の計器板に警告が出てベルが鳴るが、ドア開閉装置に異常が生じると、こうした警告灯が作動しないこともある」とし「安全が問題になりうると考えてリコールを決めた」と説明した。
 現代・起亜(ヒョンデ・キア)車の鄭夢九(チョン・モング)会長は米国出張中、「YFソナタ」ドア開閉装置の欠陥について報告を受けた。

 23日(現地時間)、鄭錫洙(チョン・ソクス)現代モービス副会長ら役員陣30人とともに米ロサンゼルス空港に到着した直後、米国自動車専門紙(オートモーティブニュース)の「YFソナタ」ドア開閉装置欠陥報道に接した。
 近隣ファウンテンバレーにある現代車米国法人(HMA)に向かった鄭会長は詳しく報告を受け、激しく怒りを表したという。
 現代車がこうした問題に事前に対応せず、米メディアが先に報道したからだ。
この日の会議に出席したある関係者は「品質問題に関しては絶対に譲らない会長は、報告を受けた後、『なぜこういうことが起きたのか』と強く叱責した」と伝えた。

 米メディアは、トヨタに続き外国企業の品質を隅々まで暴く姿勢だ。
 特に米ビッグ3(GM・フォード・クライスラー)の苦戦は日本・韓国などアジア自動車企業の躍進から始まったものと認識している。
 この5年間、現代・起亜車は米国で毎年、広告販促費を30%以上増やしている。
 米国現地では、トヨタのリコール問題が現代・起亜車品質問題に広まる場合、相当な衝撃になるという観測も出てきている。
 自動車評論家のシム・ジョンテク氏は「現代・起亜車が国内消費者の意見に耳を傾ければ米国内の品質不良問題を事前に解決できるはず」と述べた。

◇YFソナタ=現代車が昨年9月から販売している中型セダン。
 ‘第5世代ソナタ’と呼ばれるにこの車は05年から4500億ウォン(約380億円)の開発費が投入された。
 スポーツカー形態のデザインや中型車では優秀な2等級燃費などで人気がある。
 今年1月末までに7万5200台が売れている。
 当初は購買契約から納車まで3カ月ほどかかったが、現在は1カ月に短縮されている。




 ちょっと上の説明では分かりにくいので朝鮮日報から。


朝鮮日報 記事入力 : 2010/02/25 10:47:36
http://www.chosunonline.com/news/20100225000037




 これ、ちょっとマズイ。
 というのは、リコールの大半は「韓国国内生産車」である。
 つまり、品質そのものがが疑われることになる。
 逃げ場がない。
 今後の対応には十分慎重にならないといけない。

 さてさて、つぎにスズキ・日産・ダイハツがリコールに入った。
 トヨタの「なんでもリコール作戦」がじわじわと効いてきた。
 さあ、これから体力勝負の段階に入っていく。
 生き残れるのは誰か。
 まず、トヨタ。
 仕掛け人がトヨタである、まったくなんてこった。


2010.02.26 15:09:33 ⓒ 中央日報
「YFソナタ」の欠陥の実体は? なぜ今ごろリコール?
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=126666&servcode=300&sectcode=320

 現代(ヒョンデ)自動車が24日、国内外の新型「YFソナタ」5万台を対象にリコールを発表したが、いくつか疑問点が出てきている。
 まずドアロックの欠陥が正確にどういう内容かという点だ。
 現代車は昨年末にこの欠陥を確認して部品まで変えたが、今になってリコールに踏み切った。

 産業研究院のイ・ハング機械産業チーム長は「米国でドアロック問題が見つかった車はわずか2台と伝えられているうえ、国内ではすでに問題点を把握し、違う部品を使用しているだけに、品質イメージに打撃はないだろう」と述べた。

◇どんな欠陥?=現代車は誤作動の原因について、「ドアラッチ」(door latch)という部品の異常と説明している。
 YFソナタは、運転手の便宜のために運転席のドアがロックされた状態で内部のレバーを引くと、自動でロックが解除されるように設計されている。
 しかし運転手のミスまたは別の理由からロックされた状態でレバーを引いてドアを開けた場合に問題が生じる。
 ロックされた状態でドアを開けた後、ドアを閉めようとすると、ロック装置が押されきちんと閉まらないということだ。

現代車側は「ドアがきちんと閉まらない場合、手でロックを解除すると元通りになる。
 ドアがきちんと閉まらなければ警告灯がつくので、ドアが開いた状態で運転する可能性はほとんどない」と説明した。
 匿名を求めた自動車部品研究院の関係者は「車ごとに構造が異なるため正確には分かりにくいが、YFソナタのドアロックは設計自体に問題があったようだ」と述べた。

◇欠陥はいつ確認?=現代車は「国内では昨年9月の発売後12月6日の生産分(約4万6000台)までがリコール対象」と発表した。
 12月7日以降の製造車には問題がないドアラッチを取り付けたということだ。
 結局、この時期に現代車がドアラッチの問題点を確認し、12月7日以降の生産分から改善措置を取ったということだ。

 これに関し現代車の関係者は「当時は安全に大きな影響を及ぼすリコール懸案ではなく、一般的な品質問題だと判断した」とし「しかしトヨタのリコール問題で消費者の関心が高まり、より積極的に対応するため安全問題に格上げしてリコールに踏み切った」と説明した。

◇どのようにリコール実施?=現代車はリコール対象車のドアラッチ部品を丸ごと取り替える計画だ。
 前方ドアを外してドアラッチを交換するには1時間ほどかかる。
 現代車の関係者は「部品さえ取り替えればドアロックは正常に作動する」とし「YFソナタ以外の車種には別のドアラッチ部品が入るため問題はない」と述べた。


 だんだん話が面白くなってきている。
 なにしろアメリカの公聴会はヤラセを含んで、漫才劇。
 議員さん方は今年の選挙を睨んでやっている。
 トヨタは日本の会社だがアメリカの企業に名を連ねているほどの地元貢献度の高い会社。
 決して日本からやってきた豊田社長をつるし上げることはしない。
 つまり、日本からトヨタの総帥を引っ張り出したことだけでも、有権者に十分アピールする、というわけである。
 誰もがソロバンをはじいている



● 花いろいろ